「鳥取砂丘の自然豊かな環境で、地元のシェフたちがふるまうコース料理を「薪台やペレット窯」を活かして堪能できる!そんな時間を創りたい」
そんな想いで2021年4月と5月に鳥取砂丘西側エリアサイクリングターミナル周辺で2回テストイベントを実施しました。
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鳥取砂丘の豊かな環境は私たちの想像を超えていた。
2日とも天気予報は大雨と8mを超える強風でした。
来場の頂くお客様を満足させる環境づくりができるだろうか?想定できる事前準備は実施したものの、当日は想定以上の風と雨のため、スタッフとお客様の安全も考えて、景観やアトラクションを再検討して比較的雨風が防げるエリアでの設営を実施しました。
鳥取砂丘が一望できる場所で最高の料理をお届けできる環境の構築には課題がたくさんありますが、いつか来場いただくお客様に最高の環境が提供できるような術を創りあげていくために、今後も様々な挑戦をします。
ペレット窯と薪台を活かしたコース料理に挑戦した鳥取市内の料理のプロたち。
鳥取市内の料理人が今回のイベントのために集結しました。
和食、洋食、フレンチや鳥取の大自然を活かし野菜や豆腐作りをされているプロまで。来場いただくお客様に満足頂くために、鳥取の食材を活かしたコース料理を振る舞いました。
料理に合うお酒も吟味。地元の地ビールやソフトドリンクを使ったカクテル。地元のお米を使った日本酒など、和洋様々なアルコールやソフトドリンクを準備しました。
和洋折衷の前菜プレート、地元の名産の白ネギを使ったポタージュ、魚一匹を塩焼きしたグリル、鳥取産の和牛、豚肉、鶏肉やジビエを使った肉料理たち。
もちろん、ペレット窯を使ったピザはもちろんの事ですが、今回は焼きたてバターロールにも挑戦しました。
ふわっとした触感とバターの香りが豊かに広がるパンはまさに絶品でした。デザートは鳥取産の平飼の卵をふんだんに使ったティラミスです。焼いたピザ生地とあわせて食す新しい食べ方提案も実施させて頂きました。
課題は寒さや風によってすぐ冷めてしまう料理。
解決策は調理時間です。
4月のイベントは10℃前後まで気温が下がった会場。いつもお店では暖かいお皿を準備することは容易ですが屋外だと温めてもすぐ冷めます。盛り付けも手早くしないと冷めてしまいます。
来場したお客様からも美味しかったけど、冷たかったとお言葉を頂きました。
この課題をクリアするために使ったのが「薪の火」です。お客様の目の前でお肉を薪の火で焼き上げつつ、いつも以上に手早く盛り付けるプロたちの技術です。
チームワークもどんどん良くなるシェフたちが5月のイベントでは最高の状態で料理を提供することが出来ました。
イベントを継続するために、事業化するために課題は山積み。
炎の宴のゴールは、アフターコロナ時代における新しい生活様式に沿った最高の料理を提供できる場所づくりです。
海や山や砂丘など、鳥取の自然豊かな景観を堪能いただきつつ、変化を求められる地元の飲食業や関係企業の皆さまとともに、薪ストーブやペレット窯を活かしたこれまでにない屋外飲食イベントの在り方を完成させるために今後も精進していきます。