サウナでととのうメカニズム。ストレス解消や健康効果が得られる仕組みとは

サウナに入ることで交感神経と副交感神経のバランスが整い、一種の爽快感を得られるメカニズムは、2つ考えられます。

一つはドライサウナといって電気や薪のストーブを用いて遠赤外線を発生させること。もう一つは湿度の高いミストサウナで体の表面から深部まで効率よく温めることです。

ドライサウナでは空気を温めて高温浴をすること、ミストサウナでは温めた水蒸気によって全身を温める仕組みになっています。では、異なるサウナの仕組みは、どんなメカニズムから成り立っているのでしょうか。それぞれを解説していきます。

サウナは実は不快刺激

サウナに入ると気分が爽快になって気持ちいいということはよく知られています。そのために多くの愛好家を獲得していますよね。ですが、そもそもサウナという入浴方法人体にとって不愉快な刺激なのです。

日中室内で過ごしていて、汗もかかないし寒くもない気温を想像してください。22〜25℃程度ではないでしょうか。

対してサウナの室内は80℃にもなることがあります。この環境で長時間過ごすことは出来ません。心臓への負担や脱水症状で命の危険にさらされるからです。ですが、急激な高温を体験した後と水風呂で急激な低温に体を晒し、外気温の中で休息することで、強い刺激から開放された体が高いリラックス状態に陥ります。

このとき、βエンドルフィンやオキシトシン、セロトニンなどの幸福ホルモンと呼ばれる物質が脳下垂体から分泌されます。βエンドルフィンは鎮痛と気分の高揚、オキシトシンはストレス緩和、セロトニンは精神を安定させる効果があります。

一見強い不快刺激であるサウナが健康促進やリラックスをもたらしてくれるのは、こうしたホルモンの働きが大きな要因なのです。

サウナの遠赤外線が人体に与える影響

電気式のストーブや薪ストーブを用いたサウナでは、室内に遠赤外線が発生しています。遠赤外線とは、目に見えない太陽の光のことで、一部には成長光線と呼ばれる特殊なものも含まれています。

島根県立看護短期大学が2004年に行った研究によると、遠赤外線が体の表面温度と自律神経に影響を与えて心拍や体温を上昇させるという効果が示唆されています。

また、遠赤外線には水分子に振動を加えることによって、生物の細胞に取り込まれやすくする性質を持っています。そのため、細胞の水分代謝が活発になり体内の老廃物の排出が促されてストレスが緩和される効果が期待できるのです。

ストレスに対する耐性は、成長期の過程で経験したことが大きく影響しているという研究もあります。仕事や人間関係で被る不快なストレスの影響は、場合によってはなかなか乗り越えられないものかもしれません。

だからこそ、人為的に体を刺激してすっきりとした感覚を味わい、自分自身のケアをするサウナの働きが重要なのですね。

ミストサウナは長時間入浴できて体が芯まで温まる

サウナのもう一つのタイプであるミストサウナは、ドライサウナよりも低温です。そのため、熱によるストレスを感じずに長く入浴することが出来ます。

場合によっては、ミストの中に薬草やハーブの成分を含ませることで肌のトラブルを改善したり潤いを取り戻すなど女性に嬉しいサービスをしている店舗もあります。

遠赤外線式のサウナと違って短時間に体の奥を温めるのは難しいですが、ゆっくりとのんびした時間を過ごすことで、表皮からじんわり熱が浸透していき上がった後でも快適な暖かさが持続するメリットがあるのです。
そのため、心臓に負担をかけることを避けなくては行けない人や、血圧が高い人にはおすすめのサウナといえます。

まとめ・2種類のサウナが体を温めるメカニズムの違い

ドライサウナは短時間で体の奥を温めるので、反対に表皮部分から徐々に熱が冷めていきやすいものです。

ミストサウナは時間を掛けて入浴することでゆっくりと温まることができます。共通していえる効能は、体温を上げることで血管を拡張させたり、水分の代謝を促したりすることです。また、この2つの入浴方法があることで、体調や持病の具合に合わせて最適な利用が可能になっています。

疲れを取ってすっきりと整いたいのか、美容目的でサウナを利用したいのかなどニーズに合わせたお店を探してみてください。

※以下のページを参考にしています。

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