開催レポート|2022.6.18開催 ストーブのプロによる薪ストーブ・ペレットストーブ相談会&メンテナンス講習会

2022.6.18開催!ストーブのプロによる薪ストーブ・ペレットストーブ相談会&メンテナンス講習会

2022年6月18日、鳥取ストーブショールーム内にてストーブのメンテナンス講習会を行いました。

ダッチウエストジャパンの北野さんを講師にお迎えし、薪ストーブには年に1回必ず掃除や部品の交換が必要であることを実演を通して教えていただきました。

ストーブには複数のメーカーや機種があるので、詳細は異なります。今回は中でも基本的なケアの方法を通じて、ストーブを長く使う方法を解説していただきました!

バーモントキャスティング、アンコールを使ったメンテナンス講習

講習のためのモデルとして使われたのは、ショールームに展示中のバーモントキャスティング社製、アンコールです。中型から大型に位置する機種ですね。

参加頂いた方の中には、もっと小型の機種をお使いの方、薪とペレットの両方を燃やせる物を使用している方など様々でした。そこで、どの機種にも必ず必要な3つを中心に講習していただきました。

  • ガスケットの交換
  • 窓ガラスの掃除
  • 煙突の掃除

いずれも個人で交換、掃除、点検が可能なものですが、状況によってはプロの技術が必要になることも。その場合は、購入した店舗や、鳥取ストーブにお問い合わせいただければ対応可能です。

薪ストーブメンテンナス・ガスケットの交換方法説明

メンテナンスを怠ると危険な理由 煙道火災とは

2022年現在の日本には、薪ストーブを購入した後一度も掃除、点検しないままに使い続けるというケースが少なくありません。点検の仕方が分からない、掃除が大変だからつい面倒になってしまうということ、そもそもメンテナンスが必要なことをご理解いただけていない方もおられるようです。

煙突、ガスケットなどを点検せずに使い続けると、心配なのが火災です。二次燃焼、三次燃焼を起こす機能をそなえた多くの薪ストーブでは、本来薪は煤やタールまで燃やしつくされて汚れがほとんど出ないのです。

しかし、ガスケットが劣化して気密性が緩む、空気調整がうまくいかなくて低温のまま薪を燃やしてしまうなどの状態が続くと大変危険です。煙道火災と言って煙突の内部に火が付いたり、過燃焼によってバッフル板などの部品が劣化したりしてしまうかもしれません。

特に煙道火災は非常に危険です。燃えているときに、煙突の中に火が付いていることに気づきにくいからです。

もし、シーズン途中に外の煙突吹出口付近に焼け焦げたものが落ちていたり、煙突本体から炎が吹き上がったりしているのを見つけた、煙突の中で火が燃えている証拠。注意してみてくださいとのことでした。

薪ストーブメンテナンス・室内の煙突を取り外し中をお掃除します

ストーブメンテナンスは自動車の車検と同じ

ストーブのメンテナンスについて講師をしていただいた北野さんに掃除と点検の注意点を伺いました。

1年に一回点検をするということは、自動車を車検に出すようなものなのだそうです。自家用車は一定期間を置いて点検しなくては安全に乗り続けることができません。

薪ストーブは、そもそも一度買うと10年、20年、大切にすれば一生暖かく使い続けられるアイテムです。しかし、点検を怠り、状態を確認せずに使い続けると、何十年も使えるはずの本体が破損して耐用年数、つまり寿命がみじかくなってしまうのです。

自動車を車検に出さず乗り続けることは違法で、危険なことはよくわかりますよね。薪ストーブには2022年現在点検の義務付けはありません。しかし、燃焼機器である以上、安全に気を配らなくてはいけないのは当然です。

メーカーが大切に作るストーブだからこそ、ユーザーとしても丁寧に扱い、できるだけ長く楽めるようにしなくてはいけません。

繰り返しになりますが、自分ではできない、難しいと思った点検はプロに任せて、窓ガラスや燃焼室内の掃除など簡単なことから行ってくださいね。愛情持って接することが長く愛用することに繋がります。

薪ストーブメンテンナス・多数の方にご参加いただきました!

☆メンテナンスについてのご相談は鳥取ストーブへご連絡を。
0857-30-7320
営業時間 7:30~19:00/定休日 日曜日・祝日

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